中小企業のサポートに強いITアウトソーシングサービス3選

中小企業がITアウトソーシングを導入すべき理由とは

ITアウトソーシングとは、IT関連の業務を外部企業に委託することです。近年、DXへの需要が高まるなか、ITアウトソーシングを導入する企業は増えてきています。とくに、中小企業においては、人材不足の解消やコスト削減が期待できます。

人手不足・専門人材の確保が難しい

中小企業では、IT人材の確保が年々難しくなっています。近年、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進が進む一方で、システム開発やネットワーク管理、セキュリティ対策などの業務を担える人材は限られています。とくに専門スキルを持つエンジニアは大企業での採用が集中し、中小企業では採用コストがかさむほか、育成にも時間がかかるのが実情です。

さらに、社内に1人のIT担当者しかいないケースも多く、トラブル対応やシステム更新が滞ってしまうこともあります。限られた人員で日々の業務をこなすなか、ITの整備や改善に手が回らない企業も少なくありません。こうした背景から、外部の専門家に業務を委託できる「ITアウトソーシング」の導入が注目されています。

ITアウトソーシングを導入することで、専門家のスキルを柔軟に取り入れることができ、企業の規模や課題に合わせたサポートが受けられます。採用や教育の負担を軽減しながら、常に最新の技術を取り入れた運用が可能になります。

DXへの需要が高まっている

近年、DXへの需要が急速に高まっていることも、ITアウトソーシングが注目される理由のひとつです。DXとは、IT技術を活用して業務効率を高めたり、ビジネスモデルを刷新したりすることで、新たな価値を生み出す取り組みを指します。

経済産業省が発表した「DXレポート」では、企業が2025年までに既存システムを刷新せず、十分なデータ活用ができなかった場合、日本全体で年間最大12兆円もの経済損失が生じる可能性があると警鐘を鳴らしています。つまり、DXへの対応はもはや企業の競争力維持に欠かせない要素となっているのです。

しかし、DX推進の中心となるIT人材は慢性的に不足しており、社内リソースだけで対応するのは現実的ではありません。そのため、専門知識を持つ外部のプロに業務を委託できるITアウトソーシングが、中小企業にとって重要な選択肢となっています。

ITアウトソーシングで得られる3つのメリット

中小企業がITアウトソーシングを導入することで得られるメリットを3つ紹介します。

コストを抑えられる

自社でIT部門を設置する場合、採用・教育・システム維持費用など多くのコストが発生します。一方、アウトソーシングを利用すれば、必要な業務を必要な期間だけ委託できるため、固定費を大幅に削減できます。

たとえば、サーバーの保守やヘルプデスク業務など、社内で常駐スタッフを置くほどではない業務を外部に任せることで、コスト効率の良い運用が可能です。さらに、ITの分野に精通した優秀な人材を安定的に確保できるのも大きなメリットです。

なお、IT担当者の業務負担を軽減する方法としては、アウトソーシングのほかにも、一般採用や人材派遣、業務委託といった選択肢があります。しかし、コスト面で比較すると、アウトソーシングが最も効率的です。人材派遣や一般採用では待機時間も労働時間としてカウントされるため高コストになりやすく、社員採用の場合は社会保険料や福利厚生費といった経費も発生します。

業務委託契約の場合は、成果物ごとに費用が発生するため、作業量が増えるほどコストも上昇します。その点、アウトソーシングであれば実働時間や業務範囲に応じて費用が発生するため、無駄な支出を抑えつつ、安定したサポートを受けられるのが特徴です。

人手不足が解消されてコア業務に専念できる

IT環境の整備やシステムトラブル対応は、専門知識が求められるうえに、日常業務の妨げになることもあります。アウトソーシングを導入すれば、そうした周辺業務を外部に任せられるため、社内スタッフは営業・企画・経営戦略などのコア業務に専念できます。

とくに中小企業においては、少ない人数でIT業務を担当しているケースが少なくありません。なかには、一人で情報システム部門の役割を担っていたり、総務部の担当者が兼任していたりすることもあります。

IT業務をアウトソーシングすることで、IT担当者はDX推進などの重要な業務に注力でき、総務部は本来の業務に専念できるようになります。結果として業務効率が向上し、社員のモチベーションが上がることで生産性の高い働き方を実現できます。

経験豊富なプロに一任できる

ITアウトソーシングを提供する企業は、IT分野に特化した専門家を多数抱えています。サービスを活用することで、各分野に精通したプロに業務を任せられます。

テクノロジーやITのトレンドは変化がめまぐるしく、自社だけでは情報を追いかけるのが難しいものです。なかには、自社だけでは対応できないケースも存在します。

ITアウトソーシングを導入すると、最新のセキュリティ対策、クラウド導入、ネットワーク構築など、社内だけでは難しい領域もプロが的確に対応してくれます。社内の担当者は、最新の情報や専門知識を間近で学べるため、スキルアップにもつながります。

また、障害発生時にもスピーディーに解決策を提示してくれるため、トラブル対応の遅れによる業務損失を防ぐことができます。

中小企業向けアウトソーシングの料金相場

ITアウトソーシングを導入するうえで気になるのは「費用相場」ではないでしょうか。契約形態や委託内容によって料金は大きく異なりますが、相場を理解することで無理のない予算設計が可能となります。

ここでは、主な契約形態と料金体系、そしてサービスごとの費用相場を解説します。

ITアウトソーシングの契約形態・料金体系

ITアウトソーシングには複数の契約形態があり、それぞれ仕組みや特徴が異なります。自社の課題に合わせて、最適なプランを選ぶことが重要です。

月額定額制

月額定額制は、毎月一定額を支払う契約形態です。主にシステム保守やネットワーク監視、ヘルプデスクなど、継続的なサポートが必要な業務に向いています。

料金はサポート範囲や台数によって異なりますが、中小企業の場合は月額5万〜30万円前後が一般的です。定額制のためコストを予測しやすく、予算管理がしやすい点がメリットです。

従量課金制

従量課金制は、作業量や対応件数に応じて料金が発生する仕組みです。問い合わせ対応件数やサーバー稼働時間など、利用状況によって変動するため、必要なときだけ依頼したい企業に適しています。

初期費用を抑えられる反面、利用頻度が高いとコストが膨らむ可能性もあります。相場は1件あたり5,000〜1万円程度です。業者によっては、作業時間あたり費用がかかるところもあります。

SES（常駐型）

SES（常駐型）は、システムエンジニアが一定期間、企業内に常駐して作業を行う契約形態です。システム運用や保守、管理に特化しており、中長期的に業務支援が受けられます。即戦力を確保したい企業に適しています。

費用はエンジニアのスキルによって異なりますが、月額10万〜100万円程度が相場です。長期的な支援を求める場合に向いています。

スポット制（プロジェクト契約）

スポット制（プロジェクト契約）は、特定のプロジェクト単位で契約するタイプです。新規システムの導入やクラウド移行、セキュリティ対策など、明確な目的や期間が決まっている場合に選ばれます。

プロジェクト規模によりますが、1件あたり数十万〜数百万円ほどかかります。業務内容や範囲、難易度、期間によって大きく異なります。複数回にわたって依頼する場合には、その都度支払いが発生します。

短期間で専門的な支援を受けたい企業におすすめです。

各サービスの費用相場

ITアウトソーシングの費用は、委託する業務の種類によっても変動します。ここでは、中小企業が利用する機会の多い代表的なサービスの相場を紹介します。

デジタル機器の設定

パソコンやプリンター、Wi-Fiなどの初期設定・環境構築に関するサポートです。スポット契約での依頼が多く、相場は1台あたり3,000～1万円が目安です。複数台まとめて依頼する場合は、台数割引が適用されるケースもあります。

システム構築・保守

基幹システムや社内ネットワークの設計・構築、保守対応などを含む業務です。構築規模によって差がありますが、初期費用は10万〜300万円前後、月額保守費用は5万〜20万円程度が一般的です。

中小企業では、クラウドサービスを利用した低コスト運用を選ぶケースも増えています。

セキュリティ対策

ウイルス対策や不正アクセス防止、情報漏えい対策などを行うサービスです。サイバー攻撃が増加する中、近年は中小企業でも導入が進んでいます。

相場は月額5万～30万円ほどであり、リスクの高さに応じて価格が変動します。

BPO・ヘルプデスク

ユーザーからの問い合わせ対応やトラブルシューティングを外部委託するサービスです。社内のIT担当者を置く必要がないため、コストを抑えながら安定したサポート体制を確保できます。

料金は月額5万〜10万円前後が目安で、対応範囲や稼働時間、担当者の人数によって変動します。大企業向けの高度なサポートの場合、月額10万円以上かかるケースもあります。

常駐（SES）

常駐エンジニアによるフルタイムサポートです。システム開発・保守運用・社内インフラ整備など幅広く対応できます。

スキルレベルによって費用は変動しますが、月額10万～100万前後が相場です。担当者の人数や作業内容、スキルによって価格差があります。継続的な改善やトラブル対応を求める企業に適しています。

ITアウトソーシングの費用を抑えるには？

ITアウトソーシングは便利な一方で、契約内容や依頼範囲によってコストが大きく異なります。できるだけ費用を押さえつつ、質の高いサービスを受けるためには、自社のニーズに合わせてプランを選ぶことが重要です。

ここでは、中小企業がアウトソーシングのコストを最小限にするためのポイントを紹介します。

複数の業務を一括で依頼する

IT業務を個別に依頼すると、契約ごとに手数料や管理コストが発生してしまいます。たとえば、ネットワーク保守・セキュリティ管理・ヘルプデスクをそれぞれ別会社に委託すると、全体コストが割高になるケースがあります。

そのため、同一の委託先に複数の業務をまとめて発注することで、契約手数料や作業の重複を減らし、トータル費用を抑えられます。業務全体を一社に任せることで、連携もスムーズになり、トラブル対応もスピーディーに行えます。

継続的な利用であれば長期契約で外注する

短期契約を繰り返すよりも、長期契約を結ぶことで割引が適用される場合があります。とくに、保守・監視・セキュリティ対策のような継続的なサポートが必要な業務は、年間契約にすることで月額料金を抑えられるケースがほとんどです。

長期契約により担当者が固定化されるため、企業のシステム状況を理解したうえで安定した運用ができるというメリットもあります。

必要最小限のサービスのみ依頼する

業務範囲を広げすぎると、費用が膨らむ原因になります。契約前に、自社で対応できる部分と外部に任せるべき部分を明確に線引きすることが重要です。

たとえば、日常的なPCトラブルは社内で対応し、専門知識が必要なサーバー管理やセキュリティ対策のみを委託する、といった方法が効果的です。また、単発で専門家のスキルが必要な場合には、従量課金制やスポット制など、必要最小限のサービスを依頼するのもひとつの手です。

自社のニーズに合わせて、必要最小限の依頼に絞ることで、コストを無理なくコントロールできます。

複数社で比較検討する

同じ業務内容でも、委託先によって料金体系やサポート範囲は大きく異なります。契約前には複数の企業から見積もりを取り、サービス内容を比較検討することが欠かせません。

単純な金額の安さだけでなく、レスポンスの速さやサポート品質、トラブル対応の柔軟さなども考慮して選ぶのがポイントです。必要に応じて、無料相談やトライアルを活用して実際の対応力を見極めるのもおすすめです。

ITアウトソーシングを導入する際には、契約形態や業務内容によって費用が大きく変動するため、自社のニーズを明確にすることが大切です。ただし、安さだけに注目せず、委託先の信頼性やサポート体制も含めて、総合的に判断しましょう。

契約内容が不明確なまま進めてしまうと、追加料金やトラブルを招く恐れがあります。とくに中小企業の場合、ITに関する知識を持つ担当者が少ないことも多いため、契約前に見積書や作業範囲、保守対応の有無をしっかりと確認しておきましょう。

また、費用を押さえたいからといって、最初から最低限のプランを選ぶのではなく、実際の運用を通して自社に合った範囲に調整するのがおすすめです。コストをかけるべき分野を見極めて、最適なプランを選ぶといいでしょう。

失敗しない！中小企業のアウトソーシング導入における検討ポイント

ITアウトソーシングを導入するにあたっては、費用や業務内容だけで判断せず、サービス体制やセキュリティ、サポート範囲も含めて総合的に見極めることが大切です。契約後に「想定よりもサポートが少ない」「トラブル時に対応が遅い」といったトラブルを防ぐためにも、事前の確認が欠かせません。

ここでは、導入時にチェックしておきたいポイントを紹介します。

サービス内容・サポート体制

ITアウトソーシングのサービス内容は業者ごとに異なるため、自社がどのような業務を必要としているのかを明確にすることが大切です。とくにサポートの範囲や緊急時の対応体制は、業務の安定性を左右する重要なポイントです。

サポート対応時間

問い合わせやトラブルへの対応時間を事前に確認しておきましょう。24時間365日体制の企業もあれば、平日9時～18時のみ対応といったケースもあります。

自社の業務時間とサポート時間が合わないと、トラブル発生時に復旧が遅れる可能性があります。夜間や休日対応の有無は契約前に必ず確認するようにしましょう。

サポート方法

電話・メール・チャットなど、サポート手段も重要な比較ポイントです。「ソフトウェアの操作方法が知りたい」「担当者に連絡したい」といった場合に、どのような方法でサポートが受けられるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

問い合わせ手段が限られていると、急ぎの対応が必要なときに不便を感じることもあります。トラブルの内容に応じて現地対応が可能か、またはリモート対応で完結できるかも確認しておくと安心です。

担当者の人数やスキル

担当者がどの程度の人数で対応するのか、またスキルレベルや経験年数も確認しておきましょう。専任担当者がつく場合は、継続的なサポートが期待できます。企業のシステムを深く理解したうえでの的確な対応が可能になります。

外部委託で担当者が頻繁に変わるケースでは、引き継ぎ不足によるトラブルも起こりやすいため注意が必要です。

契約形態

契約形態によってサポート範囲や料金が変わります。月額定額制はコストの予測が立てやすい反面、作業量が少なくても一定額が発生します。従量課金制やスポット契約の場合は柔軟に依頼できますが、利用頻度によってコストが変動します。

簡易的なサポートのみ必要であれば、スポット利用でも十分なケースがほとんどですが、新しいシステムを導入したり、運用管理やメンテナンスを任せたりしたい場合には常駐型が適していることもあります。とくに中小企業の場合は、自社の人手不足やリソース不足によって業務に対応できないことが多いため、どの契約形態が適しているのかを慎重に検討する必要があります。

契約前に、どの業務をどこまで委託するかを明確にし、自社の業務体制に合った契約形態を選ぶことが大切です。

セキュリティ対策

ITアウトソーシングを導入する際には、セキュリティ体制の確認が欠かせません。業務委託先は、企業の機密情報や顧客データにアクセスする機会が多いため、十分な管理体制が整っているかを見極める必要があります。

データ暗号化

送受信するデータが暗号化されているかを確認しておきましょう。メールやファイル転送時に暗号化が行われていないと、外部からの盗聴や情報漏えいのリスクが高まります。

とくに企業の機密情報や個人情報、取引先企業の情報などを提供する場合は、セキュリティの保護が欠かせません。

セキュリティポリシーとセキュリティ標準

委託先がどのようなセキュリティポリシーを設けているかどうかも確認しておきましょう。情報管理体制が曖昧な企業に委託すると、事故発生時の対応が遅れる恐れがあります。

ISO27001（ISMS）やプライバシーマークなど、第三者認証を取得している企業は信頼性が高いといえます。

セキュリティに関するアクシデント発生時の対応

万が一、情報漏えいや不正アクセスが発生した場合の報告・対応体制を確認しておきましょう。初動対応が遅れると被害が拡大するため、緊急時の連絡経路や復旧手順を明確にしている企業を選ぶことが重要です。

とくに近年はサプライチェーンの脆弱性を悪用したサイバー攻撃が増加傾向にあります。自社だけでなく、取引先や委託先などの関連組織も含めて、強靭なセキュリティ対策が必要不可欠です。定期的にセキュリティ教育を行っているかどうかもチェックポイントです。

コスト

依頼先を選ぶ際には、費用の安さだけに注目せず、サービス内容とのバランスを見ることが大切です。

料金体系

同じ作業内容でも、料金体系が異なることで費用に差が出ることがあります。定額制の場合は安心感がある一方で、必要最低限の業務しか依頼しない企業には割高になる場合があります。従量課金制やプロジェクト単位で契約できるプランがあるかを確認し、自社の利用頻度に合った料金体系を選びましょう。

サービス品質と費用のバランス

価格が安くてもサポートが不十分では意味がありません。サポート体制、担当者のスキル、レスポンスの速さなどを総合的に見て、費用対効果の高いサービスを選ぶことが重要です。

初期費用だけでなく、月額費用や追加作業費用も含めて、トータルコストを比較検討するようにしましょう。

導入実績

アウトソーシング業者を選ぶ際には、過去の実績や他社の評判を確認しておくと安心です。

具体的な成功事例

公式サイトなどで紹介されている成功事例を参考にすると、どのような業務をどの規模の企業に提供しているかが分かります。自社と似た業務を支援している事例が多い企業は、スムーズに導入できる可能性が高いです。アウトソーシングを導入した企業の課題点や成功事例が具体的に明記されている企業であれば、信頼して任せられます。

自社と同じ業種・規模での導入実績

単に導入実績の数の多さだけでなく、その内容にも注目してみましょう。業種や企業規模が近い事例を持つ業者であれば、自社特有の課題を理解したうえで最適な提案をしてくれることが期待できます。小規模企業やスタートアップ向けの支援に強いかどうかも判断材料になります。

口コミ・評判

口コミや第三者サイトでの評価も参考になります。レスポンスの速さやトラブル対応の丁寧さなど、実際に利用した企業の声は信頼性の判断に役立ちます。

ただし、個別の意見に偏らず、全体の傾向を見ることが大切です。

中小企業のサポートに強いITアウトソーシングサービス

ここでは、中小企業のサポート実績が豊富なITアウトソーシングサービスを3つ紹介します。それぞれの特徴や強みを理解したうえで、比較検討するといいでしょう。

ティースリーITサポート

ティースリーITサポートは、IT・情報システム部門のあらゆるトラブルをワンストップで解決するサービスです。年間5,000件を超える豊富なサポート実績を誇り、中小～大規模な企業まで幅広く対応しています。

ここでは、ティースリーITサポートの特徴や強みをくわしく紹介します。

年間5,000件を超える豊富なサポート実績

ティースリーITサポートは、年間で5,000件以上のサポート実績を誇ります。パソコンの初期設定やネットワークの構築、セキュリティ対策など、日常的なITトラブルからシステム導入支援まで幅広く対応可能です。

優れたITスキルを持つスタッフが多数在籍しており、あらゆるトラブルを迅速に解決へと導きます。豊富な実績によって蓄積されたノウハウを活かし、問題の早期解決と再発防止を両立しています。

とくに、パソコンが急に動かなくなった、メールが送信できないといったトラブルにもスピーディーに対応してくれるため、緊急時にも頼れる存在です。

企業規模に合わせた柔軟な対応力

従業員数30名以下の企業と従業員100名を超える企業とでは、IT担当者が求められる業務内容は大きく異なります。そこで、ティースリーITサポートでは、企業の事業規模に合わせて、必要な範囲で依頼できるプランを用意しています。

ヘルプデスクやIT資産管理などのITサポートをはじめ、テレワーク化・ワークフロー改善といったDX推進まで、企業のニーズに合わせてサービスを提供しています。あらゆるメーカーに対応しており、社内PCのOSなどがバラバラであっても、柔軟に対応可能です。

また、遠隔操作によるトラブル解決にも力を入れており、全国どこからでもスピーディーなサポートを受けられる点も魅力です。

フェアな立場での提案を徹底

ティースリーITサポートは、特定のメーカーやサービスに依存しない独立系のサポート会社として、常に中立的な立場で最適な提案を行っています。機器の販売を目的とせず、顧客の課題解決を最優先に考えたアドバイスを行うため、無理な営業がないのも安心できるポイントです。

サポート範囲はパソコンやネットワークだけでなく、クラウド導入やデータバックアップなどの分野にも対応しています。業種や規模を問わず、企業のIT環境をトータルで支えるパートナーとして、多くの中小企業に選ばれています。

ジョーシス（ジョーシス 株式会社）

ジョーシス（ジョーシス株式会社）は、ITデバイス情報とSaaSアカウント情報を一元管理できるサービスです。各デバイスでのSaaSやアプリの利用状況を可視化できるため、業務効率化に役立ちます。

ここでは、ジョーシスの特徴や強みをくわしく紹介します。

SaaSアカウントの利用状況を可視化

ジョーシスは、企業におけるIT資産の管理を効率化するためのクラウドサービスです。PCやスマートフォンなどのデバイス情報とSaaSやアプリのアカウント情報をまとめて一元管理できるのが大きな特徴です。

導入することで、各社員が利用しているSaaSアカウントをリアルタイムで可視化できるようになります。これにより、どのアカウントがアクティブで、どの契約が不要になっているかを簡単に把握できます。SaaSの契約が増えすぎて管理が追い付かないといった課題を解消し、ライセンス費用の最適化につながります。

また、退職者アカウントの自動削除や新入社員のアカウント一括発行など、アカウントライフサイクル管理の自動化も実現します。

ハード面・ソフト面のIT資産管理を一元化

「貸与しているデバイス情報はExcelファイルで管理している」「アカウント情報は各SaaS管理画面でしか見ることができない」など、IT資産の管理方法がバラバラのデータベースだと管理が複雑になり、IT担当者の負担が増加します。

一方、ジョーシスであれば、各従業員と紐づけてデバイス情報やSaaSアカウントの管理が可能です。ハード面・ソフト面の両面のIT資産管理が一元化されるため、業務効率改善に役立ちます。

情報システム部門のノンコア業務を効率化

ジョーシスの導入によって、情報システム部門が日常的に対応しているデバイス管理やアカウント発行・回収といったノンコア業務の負担を大幅に軽減できます。担当者は、より戦略的なIT施策やDX推進に注力できるようになり、組織全体の生産性向上にも貢献します。

とくに、人手不足に悩まされている中小企業やスタートアップ企業の場合、情報システム部門の設置が難しいケースも少なくありません。なかには、他部門の担当者が兼任していることもあります。

ジョーシスは、低コストで情報システム業務のアウトソーシングができるため、自社の人的リソースが不足している企業におすすめです。

情シス君（株式会社デジタルハック）

株式会社デジタルハックが提供する情シス君は、中小企業向けに設計されたITアウトソーシングサービスです。社内の情報システム担当者に代わって、IT資産管理・ヘルプデスク対応・セキュリティ強化など、幅広い業務を一括でサポートします。

ここでは、情シス君の特徴や強みをくわしく紹介します。

IT資産管理からセキュリティ対策まで幅広い業務に対応

情シス君には、1,000人以上のコンサルタントが在籍しており、企業のあらゆるシステム課題に対応可能です。パソコン・サーバー・ネットワーク機器などの資産管理をはじめ、ソフトウェアライセンスの更新管理やセキュリティ設定まで、企業のIT業務を総合的に支援します。

社員からの問い合わせ対応やトラブル解決も代行してくれるため、情報システム部門の負担を大幅に軽減できます。システム監視から障害対応までワンストップで依頼できる点が大きな特長です。

導入しやすい柔軟な料金体系

情シス君は、企業規模や業務内容に応じて柔軟にプランを選べる料金体系を採用しています。たとえば、月に数回の情報システム業務が発生する企業であれば、スポット利用がおすすめです。最小限のコストで専門家によるサポートが受けられます。

また、既存担当者の退職や既存サービスからの乗り換えを検討している方には、月額契約を提案しています。とくに、ルーティン業務が多い企業において、業務負担の軽減に役立ちます。

そのほかにも、運用改善や新しい業務も任せたいといった企業には長期サポートを提供しており、目的に応じた利用が可能です。必要な範囲だけを外注できるため、コストを抑えながらも十分なサポートを受けられます。また、初期費用が低く設定されているため、ITアウトソーシングを初めて導入する企業でも安心です。

各領域の専門家による手厚いサポート体制

情シス君では、各領域の専門家であるコンサルタントと、それを取りまとめるアカウントマネージャー、日常業務支援を担うサポーターの3層体制で情報システム業務の支援を行っています。「情報システム関連の知見がない」「担当者が退職してしまった」という企業も安心して任せられる体制が整っています。

IT戦略に強みを持つシニアコンサルタントから低単価で業務の切り出し依頼が可能な専門コンサルタントまで、幅広い人材がそろっており、プロジェクトのレベルや予算に合わせて最適なコンサルタントを紹介しています。サポート体制についても、常駐対応・訪問対応・オンライン対応のなかから選べるため、自社のニーズに合わせて柔軟に選べます。

コンサルタントはいずれも5年以上の実務経験を持つプロフェッショナルなので、気になることがあれば気軽に相談できます。

テレワーク時代の必須対策！中小企業向けのセキュリティサポート内容

テレワークの普及により、社外から企業システムへアクセスする機会が増えたことで、セキュリティ対策は企業規模を問わず欠かせない重要課題となっています。とくに中小企業では専門人材の不足により、リスクを見逃すケースも少なくありません。

ここでは、テレワーク環境で生じやすいセキュリティリスクと、ITアウトソーシングを活用した効果的な対策を紹介します。

テレワーク普及に伴うセキュリティリスクの増加

リモート環境では情報漏えいや不正アクセスなど、社外からのリスクが高まっています。ここでは、テレワークによって生じる代表的なセキュリティ課題を解説します。

社外ネットワーク利用による情報漏えいリスク

カフェや自宅のWi-Fiなど、不特定多数が利用できるネットワークから社内システムへアクセスすることで、通信内容が盗聴されるリスクがあります。とくにフリーWi-Fiは誰でも利用できて便利な反面、企業の機密情報や個人情報などの情報漏えいを招く恐れがあります。

VPN接続や多要素認証の導入によって、通信経路の安全性を確保することが重要です。

端末紛失・不正持ち出しによるリスク

在宅勤務でノートPCやタブレットを持ち出す機会が増えると、紛失や盗難のリスクが高まります。端末の暗号化やリモートワイプ機能など、万が一のときの備えが欠かせません。

サイバー攻撃・フィッシング詐欺の増加

リモート環境では社員一人ひとりのセキュリティ意識が重要になります。実在する取引先を装ったメールや偽ログインページなど、巧妙な手口が増加しており、定期的な教育と対策が求められます。

また、テレワーク中によくあるトラブルとして、ウイルス感染が挙げられます。とくに、業務で利用するソフト以外のソフトを社用端末で利用すると、ウイルス感染のリスクが高まります。

ウイルス感染を防ぐには、OSやセキュリティソフトのバージョンを最新に保つなどの対策が有効です。さらに、万が一、ウイルスに感染した場合に備えて、定期的にログを取ることも欠かせません。

ITアウトソーシングによるセキュリティ対策支援

自社でセキュリティ体制を整えるのが難しい中小企業にとって、ITアウトソーシングは非常に有効な手段です。外部の専門家に業務を委託することで、最新のセキュリティ対策を常に維持でき、限られた人員でも安定した運用が可能になります。とくにテレワークが定着した今、サイバー攻撃や情報漏えいのリスクは増加しており、プロのサポートによるセキュリティ体制の強化が求められています。

24時間365日の監視体制

サイバー攻撃は時間帯を問わず発生するため、常時監視が欠かせません。ITアウトソーシングサービスでは、専用の監視センターが24時間365日体制でネットワークやサーバーの状態を監視します。異常な通信や不正アクセスが検知されると、即座にアラートを発信し、被害の拡大を未然に防ぐ仕組みが整っています。

自社で同様の監視体制を構築する場合、夜間や休日も対応できる人員を確保する必要があり、人的・金銭的コストが大きな負担になります。外部に委託すれば、常時監視を低コストで維持でき、緊急時の対応スピードも確保できます。

とくにテレワーク環境下では社外からのアクセスが増えるため、24時間の監視体制は企業防衛の要といえます。

迅速なインシデント対応

万が一、不正アクセスやマルウェア感染などのインシデントが発生した場合、スピーディーな初動対応が企業の信頼を守る鍵となります。ITアウトソーシングでは、専門のエンジニアが発生時点でアラートを受け取り、原因の特定から復旧、再発防止までを一貫して対応します。

たとえば、ウイルス感染が確認された場合には、感染端末を即時隔離し、被害範囲を特定した上で駆除作業を実施します。さらに、攻撃の経路や原因を分析し、同様のトラブルを防ぐための改善策を提案してくれる点も大きな魅力です。インシデント対応を外部に委託することで、社内リソースを消耗せず、平常業務を継続しながら迅速な復旧が可能になります。

また、法令対応が必要な情報漏えいなどの重大インシデントでは、報告書作成や関係機関への連絡も支援してもらえるケースがあります。こうした専門的な対応を迅速に行えるのは、豊富な実績を持つ専門企業ならではの強みです。

高度な技術力と最新情報

サイバー攻撃の手口は日々進化しており、常に最新の情報と対策を取り入れる必要があります。ITアウトソーシング企業では、セキュリティ専門家が最新の脆弱性情報や攻撃手法を分析し、定期的に防御策を更新しています。

たとえば、OSやアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃に対しては、最新のパッチを迅速に適用し、リスクを最小限に抑える体制が整っています。また、ファイアウォール設定やアクセス制御の最適化など、システム構成の見直しも行われるため、社内だけでは実現できない高度な防御レベルを維持できます。

さらに、近年増えているクラウドサービスの設定ミスや社外デバイス経由の情報漏えいといった最新のリスクにも対応可能です。アウトソーシング企業は複数の業界での支援実績を活かし、各企業の業種や環境に合わせた最適な対策を提案します。

こうした最新のノウハウと技術力を活用できる点が、外部委託の大きな利点といえるでしょう。

中小企業が陥りがちなITトラブル事例

中小企業においては、システム管理者が少ないことやIT環境の更新が遅れがちなことから、思わぬトラブルを招くケースが少なくありません。ここでは、実際に多く見られる情報システム関連のトラブル事例と未然に防ぐためのポイントを紹介します。

情報システム関連で起こりやすいトラブルの事例

情報システム関連のトラブルは多岐にわたります。どのようなトラブルが予想されるのかを把握しておくことで、対処方法を検討しやすくなります。

社用システム停止・サーバーダウン

業務システムや社内サーバーが突然ダウンし、顧客対応や受発注作業が止まるケースは非常に多く見られます。主な原因は、老朽化した機器の不具合、容量オーバー、更新スケジュールの遅れなどです。

とくに中小企業では、システムを一度導入したまま長期間放置してしまう傾向があり、トラブルが起きるまで異常に気づけないこともあります。結果として会社全体に大きな損害を与える事例も少なくありません。定期的な点検やバックアップ体制の見直しが不可欠です。

サイバーセキュリティ攻撃による情報漏えい

ウイルス感染やフィッシング詐欺などのサイバー攻撃によって、顧客情報や取引データが流出する事例も後を絶ちません。セキュリティソフトの更新を怠ったり、外部アクセスの制限を設けていなかったりすると、攻撃者に侵入されやすくなります。

さらに、従業員が誤って添付ファイルを開封したことから感染が広がるケースもあります。大手だけでなく、中小零細企業が狙われたニュースも数多くあります。

セキュリティ教育やアクセス権限の管理を徹底し、外部委託による監視体制の導入も効果的です。

データ損失

誤操作やシステム障害、機器の破損などによって、大切な業務データを失うトラブルも発生しています。とくにバックアップを定期的に取っていない企業では、復旧が困難になるケースが多いです。

クラウドストレージや外部サーバーへの自動バックアップを導入することで、データ消失リスクを大幅に減らすことができます。

トラブルを未然に防ぐためのリスクヘッジ

情報システム関連のトラブルは、発生してから対処するのでは遅く、復旧に多くの時間とコストを要します。そのため、日常的にリスクを洗い出し、トラブルを未然に防ぐ体制を構築しておくことが何より重要です。システム運用前のチェックはもちろん、運用が始まってからも定期的な見直しと改善が欠かせません。

チェック・メンテナンス体制の構築

定期的なシステムチェックとメンテナンスを行うことで、トラブルの早期発見が可能になります。とくに情報システム関連のトラブルは、対処できる人員が不足していると、対応が遅れる可能性があります。

適切なチェック・メンテナンス体制を構築するには、担当者だけでなく、第三者によるダブルチェック環境を整える必要があります。「ひとり情シス」と呼ばれる担当者1名体制はなるべく避け、複数人が知識やノウハウを備わったメンテナンス体制を構築しましょう。

なお、社内での対応が難しい場合は、ITアウトソーシングを利用して専門家に定期監視を委託するのも効果的です。たとえば、重要度の低いヘルプデスク対応を外注するだけでも、社内SEが本来の業務に注力できるようになります。

サーバーの処理速度・ハードウェアのスペックの改善

古いサーバーや低性能な機器を使い続けると、処理遅延やアクセス集中によるダウンが発生しやすくなります。業務の拡大やクラウド利用の増加に応じて、定期的にハードウェアのスペックを見直しましょう。

とくにストレージ容量やメモリの不足は、データ破損や動作不良の原因になります。必要に応じてサーバーをクラウド化し、冗長化やバックアップ機能を備えた環境に移行することで、安定した稼働が期待できます。

万全なセキュリティ対策

ウイルス感染や不正アクセスなどの脅威は、日々高度化しています。最新のセキュリティソフトを導入することに加え、ファイアウォールやアクセス制御、多要素認証の設定も欠かせません。

また、社内システムにアクセスできる従業員の不注意から、トラブルを引き起こす事例も少なくありません。社内ルールの整備と従業員へのセキュリティ教育を定期的に行うことで、人為的ミスを防止できます。セキュリティ対策に不安を覚える場合には、外部のコンサルを受けたり、セキュリティ対策に長けたIT人材を採用したりするのもひとつの手です。

さらに、外部委託によるセキュリティ監視や脆弱性診断を活用すれば、常に最新の防御体制を維持することが可能です。

トラブル対応のマニュアル化

トラブルが発生した際に誰がどのように対応するのかを明確にしておくことで、混乱を防げます。たとえば、システム停止時の連絡フローやバックアップデータからの復旧手順などを具体的に記載したマニュアルを作成しておきましょう。

マニュアルは一度作って終わりではなく、システム更新や人員変更に合わせて定期的に見直すことが大切です。初動対応の早さが被害の拡大を防ぐ鍵となるため、社員全員が対応フローを理解しておくことが求められます。

これらの取り組みを継続的に行うことで、トラブルの発生率を大幅に下げることができます。とくに中小企業においては、トラブル対応に追われる体制ではなく、トラブルを未然に防ぐ「予防型」の運用を目指すことで、安定したシステム運用につながります。

まとめ

中小企業が安定した経営を続けるためには、限られた人員と予算のなかで、いかに効率よくIT環境を整備できるかが大きな課題となります。とくに近年は、テレワークやDX推進の加速により、サーバー管理やセキュリティ強化、システム運用など、専門知識を必要とする業務が増えています。そうしたなかで注目されているのが、外部の専門家に業務を委託する「ITアウトソーシング」です。ITアウトソーシングを導入することで、専門スキルを持つ人材の知見を活用しながら、社内リソースをコア業務に集中させることができます。さらに、24時間監視体制や最新のセキュリティ技術を取り入れた運用が可能となり、トラブル発生時も迅速な対応が受けられます。また、サービスによっては、業務の一部分だけを依頼できたり、スポット契約に対応していたりするところもあります。そのため、自社でシステム担当者を常駐させるよりもコストを抑えながら安定したサポートが受けられます。ITアウトソーシングサービスを活用することで、業務効率化と生産性の向上にもつながります。今回紹介した3社が気になる方は、まずは気軽に問い合わせてみましょう。本記事が参考になれば幸いです。