


おすすめの情シスアウトソーシングサービスを紹介します!
スピーディに情シスの体制を整えたい場合や、情シス担当者の負担を軽減したい場合は、情シスアウトソーシングサービスを利用するのがおすすめです。しかし、情シスアウトソーシングサービスの数も多く、それぞれ対応している範囲やサポート形式などが異なるため、
- ・どのサービスを利用すればいいの?
- ・どんな対応をしてくれるの?
- ・なにを優先すればいいの?
といった疑問や課題が生まれるでしょう。そこで当サイトでは、これから情シスアウトソーシングサービスを利用したい企業の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。
導入実績やサポート体制など、こだわりで選ぶおすすめの情シスアウトソーシングサービスや、サービス利用前に知っておきたい情報のほか、WEBアンケート実施して実際に情シスアウトソーシングサービスを利用した方の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの情シスアウトソーシングサービス比較表
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
会社名 | ティースリーITサポート | クラウドSE | ジョーシス | 情シス君 | ITコンシェルジュ |
公式サイト | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
詳細リンク | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
特徴 | サポート体制が柔軟 | 最短1か月から契約できる | 14日間の無料トライアルあり | 作業項目を100以上に分解した柔軟な料金体系 | 1999年創業、ITの黎明期から一貫して企業のITをサポート |
サポート形式 | リモート、半常駐、常駐 | リモート、半常駐、常駐 | 記載なし | リモート、半常駐、常駐 | リモート |
サポート一覧 | 【ITサポート】 IT資産管理、ヘルプデスク、メーカーへの問い合わせ、キッティング 【OA機器】 機器の策定・購入、ソフトの購入、ライセンス期限更新 【DX推進】 IT化・働き方改革の推進、テレワーク化、ワークフロー改善、システム化の要件定義 など | ITツールの設定/ 管理 アカウント管理/ 運用 IT資産管理 業務マニュアルの作成 FAQの作成 各種ツールの設定/ 修正 ITツールの導入支援 PC遠隔操作 ヘルプデスク コンサルティング など | 【アウトソーシングプラン】 デバイス管理代行 デバイスのキッティング・初期化・保管 アカウント管理代行 アカウント発行/削除代行 など | セキュリティ対策 IT資産管理 キッティング ヘルプデスク系 ドキュメント整備 インシデント対応 スポット情シス業務 業務改善 システム開発 Web保守/運用 など | IT運用アドバイス ヘルプデスク 定期訪問 出張サポート サーバ保守 ネットワーク保守 ITリソース管理 キッティングサポート データ復旧対応 ウェブサイト保守 メールサーバ保守 ITリテラシー教育 など |
対応ライセンス | Microsoft365 Google Workspace hp DELL カスペルスキー eset YAMAHA JOBCAN MFクラウド Adobe freee 弥生 jinjer SmartHR kintone EPSON RICOH Chatwork BUFFALO MoneyForward Apple ASUS Lenovo FUJITSU TeamViewer | 記載なし | Google Workspace Chatwork AWS マネーフォワードクラウド 給与 クラウドサイン Dropbox Wordpress Google Analytics など | 記載なし | 記載なし |
目次
おすすめの情シスアウトソーシングサービス5選
ティースリーITサポート(ティースリー株式会社)
おすすめポイント
-
急な引継ぎにも対応可能
-
対応ライセンスが豊富
-
ニーズに合わせたサポート形式
年間対応5,000件以上!柔軟なサポート体制で急な相談にも最短2週間で対応
ティースリーITサポート(ティースリー株式会社)の基本情報
サポート一覧 | 【ITサポート】 IT資産管理、ヘルプデスク、メーカーへの問い合わせ、キッティング 【OA機器】 機器の策定・購入、ソフトの購入、ライセンス期限更新 【DX推進】 IT化・働き方改革の推進、テレワーク化、ワークフロー改善、システム化の要件定義 など |
---|---|
対応ライセンス | Microsoft365 Google Workspace hp DELL カスペルスキー eset YAMAHA JOBCAN MFクラウド Adobe freee 弥生 jinjer SmartHR kintone EPSON RICOH Chatwork BUFFALO MoneyForward Apple ASUS Lenovo FUJITSU TeamViewer |
サポート形式 | リモート、半常駐、常駐 |
セキュリティに関する取り組み | ISO 27001:2022 |
導入実績 | 年間対応5,000件以上 |
会社情報 | ティースリー株式会社 本社:埼玉県さいたま市大宮区仲町2-25 松亀プレジデントビル204号室 東京支社:東京都中央区東日本橋1-1-4 プライム東日本橋一丁目ビル2階 |
対応エリア | 全国対応(主要対応地域:埼玉・東京・神奈川・千葉) |
ティースリーITサポート(ティースリー株式会社)の口コミ・評判
法人でパソコンやサーバーなどIT周りで困ったらサポートしてくれます。引用元:https://www.google.com/
個人事業主の方も相談先がない方はおすすめです。
クラウドSE(株式会社Gizumo)
おすすめポイント
-
最低契約期間1か月
-
月額5万3,900円(税込)~
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オンサイトプランも完備
最短1か月から契約できる!常駐・半常駐など柔軟な提案が可能
クラウドSE(株式会社Gizumo)の基本情報
サポート一覧 | ITツールの設定/ 管理 アカウント管理/ 運用 IT資産管理 業務マニュアルの作成 FAQの作成 各種ツールの設定/ 修正 ITツールの導入支援 PC遠隔操作 ヘルプデスク コンサルティング など |
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対応ライセンス | 記載なし |
サポート形式 | リモート、半常駐、常駐 |
セキュリティに関する取り組み | JIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013) |
導入実績 | 記載なし |
会社情報 | 株式会社Gizumo 本社:東京都渋谷区渋谷3-11-11 IVYイーストビル9階 |
対応エリア | 首都圏 |
クラウドSE(株式会社Gizumo)の口コミ・評判
社内のITトラブル全般を対応していた社員が退職したため、アドバイザリープランを依頼しました。引用元:https://cloud-se.com/
専任の担当者を再度採用するほどの業務量ではなく、使用できる予算も限られていた状況のなか、必要な時間だけ対応していただけるため、コスト削減にもなりつつ専門性の高いアドバイスをいただけて非常に助かっております。
クラウド勤怠管理ツール・クラウド経費精算ツールを全社的に導入して半年が経ったものの、社員がいまだにツールを使っての入力に慣れておらず、承認者の確認・修正による業務負荷が高い状態でした。引用元:https://cloud-se.com/
ベンダーのマニュアルを参考に業務フローに必要な項目を要約したツールマニュアルを作成していただき申請内容の入力ミスが激減しました。
ジョーシス(ジョーシス 株式会社)
おすすめポイント
-
デバイス周り+SaaS周りまで対応
-
270以上のアプリと連携可能
-
無料トライアルあり
デバイス周り+SaaS周りまで、自由に組み合わせたアウトソーシングが可能
ジョーシス(ジョーシス 株式会社)の基本情報
サポート一覧 | 【アウトソーシングプラン】 デバイス管理代行 デバイスのキッティング・初期化・保管 アカウント管理代行 アカウント発行/削除代行 など |
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対応ライセンス | Google Workspace Chatwork AWS マネーフォワードクラウド 給与 クラウドサイン Dropbox Wordpress Google Analytics など |
サポート形式 | 記載なし |
セキュリティに関する取り組み | ISO/IEC 17021-1 BSI認証 ISMS認証 |
導入実績 | 業界問わず中小〜大企業まで幅広い導入実績あり |
会社情報 | ジョーシス株式会社 本社:東京都品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1階 |
対応エリア | 全国 |
ジョーシス(ジョーシス 株式会社)の口コミ・評判
Josysの自動化の機能で、業務が非常に簡単になるだけではなく、セキュリティも簡単に向上させることができました。引用元:https://www.josys.com/jp
情シス君(株式会社デジタルハック)
おすすめポイント
-
スポットでの依頼も可能
-
専属担当3名体制
-
スタートアップ応援プランあり
専属担当3名体制!作業項目を100以上に分解した柔軟な料金体系を実現
情シス君(株式会社デジタルハック)の基本情報
サポート一覧 | セキュリティ対策 IT資産管理 キッティング ヘルプデスク系 ドキュメント整備 インシデント対応 スポット情シス業務 業務改善 システム開発 Web保守/運用 など |
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対応ライセンス | 記載なし |
サポート形式 | リモート、半常駐、常駐 |
セキュリティに関する取り組み | ISO/IEC 27001 |
導入実績 | 全国の中小企業から大企業まで幅広い導入実績あり |
会社情報 | 株式会社デジタルハック 本社:東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス19階 |
対応エリア | 全国 |
情シス君(株式会社デジタルハック)の口コミ・評判
正直、期待以上の成果を上げていただいています。特に、納品された成果物の完成度の高さには深い感銘を受けました。単に作業を代行するにとどまらず、私たちが今後も円滑に活用できるように業務処理を配慮されている点について、非常に感動しました。引用元:https://johsyskun.com/
また、柔軟な対応力にも大変感謝しております。私たちが「これもお願いできますか?無理であればお知らせください」と申し出た際には、ほとんどの場合「全然大丈夫です」と快く引き受けていただけることに、いつも安心感を覚えています。
情シス君を選んだ理由は、相談した際の対応の速さだったと思います。ネットで調べて情シス君のWebサイトを見つけ、夕方5時頃に問い合わせをしました。驚いたことに、その日の夜7時半頃には連絡が来て、具体的な打ち合わせの話が進みました。通常の業務時間外だと思われる時間にも関わらず、このような迅速な対応をしていただいたことに、非常に信頼感を覚えました。引用元:https://johsyskun.com/
また、常駐の情報システム担当者を雇用するほどの予算や業務量はないと判断しましたが、情シス君のサービスは必要な時に必要なだけ利用できる柔軟な形態でした。これは、当社のような人数が多くない企業にとって非常に魅力的に感じました。
ITコンシェルジュ(チェックフィールド株式会社)
おすすめポイント
-
専任2名体制
-
1~全国拠点まで幅広く対応可能
-
20年以上の実績
専任の担当者が2名体制で1~全国拠点まで幅広く対応してくれる
ITコンシェルジュ(チェックフィールド株式会社)の基本情報
サポート一覧 | IT運用アドバイス ヘルプデスク 定期訪問 出張サポート サーバ保守 ネットワーク保守 ITリソース管理 キッティングサポート データ復旧対応 ウェブサイト保守 メールサーバ保守 ITリテラシー教育 など |
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対応ライセンス | 記載なし |
サポート形式 | リモート |
セキュリティに関する取り組み | プライバシーマーク |
導入実績 | 20年以上の実績 |
会社情報 | チェックフィールド株式会社 本社:東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル 5F |
対応エリア | 全国 |
情シスアウトソーシングについて
IT・情シス業務にどのような課題を感じる?WEBアンケートで調査!
当サイトでは、IT・情シス業務にどのような課題を感じるかについてのWEBアンケートを実施しました。情シスアウトソーシングサービスについて詳しく解説する前に、まずは実際にIT・情シス業務にどのような課題を感じている人が多いのか見ていきましょう。
第1位は「セキュリティ対策が不安」でした。近年はサイバー攻撃や情報漏洩のリスクが年々増加していますが、多くの中小企業では十分なセキュリティ対策が取られていません。とくに専任の情シス担当者がいない企業では、セキュリティ意識や知識不足が顕著であることも事実です。
また、限られた予算の中でITインフラを維持している企業では、最新のシステムやクラウド化への移行が進んでいないことからもセキュリティリスクが生じているといえます。セキュリティ対策に関する投資は後回しにされがちですが、万が一の事態が起きる前に日頃から十分な対策をしておくことが必要不可欠です。
第2位は「社内にIT人材がいない」でした。全国的にIT人材不足が深刻化していますが、その傾向は今後も悪化していく可能性があります。とくに中小企業ではIT人材の確保が非常に難しく、大企業とのIT格差は今後ますます広がるでしょう。
第3位は「情シス担当者の負担が重い」でした。IT人材の確保が難しく、限られた人数で情シス業務を担当しているという中小企業も少なくありません。情シス業務は多岐にわたることからも、一人ひとりの担当者の負担が重くなってしまうでしょう。
第4位は「業務が属人化している」でした。情シス業務はITに関する知識やスキルが求められることから、どうしても属人化してしまいがちです。そのため、担当者が長期間休んだり退職したりした場合、情シス業務に手が回らなくなってしまうというリスクがあります。
アンケートの結果は以上となります。企業によってさまざまなIT・情シス業務の課題を抱えていますが、このような課題を解決してくれるのが、情シスアウトソーシングサービスです。
ここからは、情シスアウトソーシングサービスの詳しいサービス内容や利用のメリット・デメリット、費用相場などについて解説します。セキュリティへの不安やIT人材不足など、IT・情シス業務に関する課題を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
情シスアウトソーシングサービスとは?
とくに中小企業において、人手不足や体制づくりが進まないなどの課題を抱えやすい情シス部門ですが、そもそも情シスとはどのような業務のことを指すのでしょうか。ここでは情シスについて詳しくご紹介するほか、情シスアウトソーシングサービスが求められるようになっている背景についても解説します。
そもそも情シスとは?
情シスとは「情報システム部門」の略称で、企業内でのITに関する幅広い業務を担当する部署のことです。具体的には社員に配布しているPCの管理・調整や操作方法のレクチャー、各種システムのアカウント管理やシステム監視、システム障害時の対応などが挙げられます。
大手企業では部署として確立されていることが多いですが、中小企業においては部署ではなく担当者1~2名ほどアサインすることが多いため、担当者の負担が大きくなってしまうケースも珍しくありません。
情シスアウトソーシングサービスが求められる背景
昨今多くの中小企業に注目されているのが、情シス部門が担っている業務の一部をまたは全部を外部に委託できる情シスアウトソーシングサービスです。
このようなサービスが求められるようになった背景には、昨今の急速なIT化やリモートワークなどさまざまな働き方の確立などが挙げられます。情シス部門の業務量が膨大になっているにも関わらず、とくに中小企業ではIT人材の確保が間に合っていないとされています。
情報システムを担当している社員のなかには、もともと情シスとして採用されておらず、専門知識がない状態で対応しているという人も少なくありません。このような場合にセキュリティへの対策が十分に行われず情報漏洩やサイバー攻撃のリスクが高くなっていたり、最新のシステムを活用できずに業務効率の低下を招いていたりすることもあるでしょう。
さらに担当者が少ないため業務が属人化してしまい、万が一退職者が出てしまった場合に十分な引き継ぎができないままになってしまうというケースも珍しくありません。この場合新たに担当になった社員の負担はさらに大きくなってしまい、業務効率化から遠のいてしまうこともあります。
こういった人材不足や知識不足などを早期に解決するための方法として、情シスアウトソーシングサービスが大きく注目されているのです。情シスアウトソーシングサービスに依頼すれば、情シス関連の豊富な知識を持つ人材をすぐに確保することができ、企業の人材確保や育成にかかる負担を減らしてくれます。
もちろん現在の情シス担当者の負担を大きく軽減することもでき、属人化を防いでくれるというのも大きな特徴です。アウトソーシングであれば早期に退職するなどのリスクもないため、持続的なIT人材の確保にもつながります。
さらに、情シスアウトソーシングサービスではつねにIT業界の最新情報も保有しており、知識が不足している企業にも、新しい知識や技術を提供していくれます。これにより、社内のITリテラシーの向上や維持ができるという点でも、情シスアウトソーシングサービスは重宝されているのです。
情シスとは企業のITに関連するさまざまな業務を担当する部門のこと
情シスアウトソーシングサービスでは情シス業務の一部やすべてを委託することができる
情シスアウトソーシングサービスに依頼できること
情シスアウトソーシングサービスでは、情シス業務やそれに関連するさまざまな業務を請け負っていることが多いですが、その範囲はサービスによって異なります。ここでは、多くの情シスアウトソーシングサービスが提供している基本的なサービスについてご紹介します。
キッティング
キッティングとは社員に配布するPCやスマホの各種設定や、ソフト・アプリのインストール、アップデートなどを行うセットアップ業務のことをいいます。配布された社員がすぐに使えるようにすることが目的ですが、入社や退職、異動が多い時期には業務量が増加してしまい、担当者の負担も大きくなってしまいます。
その点キッティングを情シスアウトソーシングサービスに依頼すれば、機器の扱いに精通しているプロのスタッフが正確に、そしてスピーディに作業を行ってくれます。キッティングの作業がなくなるだけでも、担当者の負担はかなり軽減できるでしょう。
システム構築・運用・保守
企業ごとのニーズに沿ったシステム構築や運用、保守なども情シスアウトソーシングサービスで対応できます。すべてのシステムを構築する場合は、社内の業務状況や社員の要望などを加味した設計を行う必要があり、運用開始後には監視や不具合への対応も行わなければなりません。
そのためシステム構築~保守には専門的な知識や技術が求められますが、その人員を確保するだけでも負担となってしまいます。その点情シスアウトソーシングサービスに依頼すれば、経験や知識が豊富なスタッフが企業ごとのニーズに合わせた構築や運用、保守を行ってくれるため安心です。不測の事態への対応も行ってくれるサービスであれば、社員の時間外勤務などの負担も軽減できるでしょう。
セキュリティ対策
IT化を進めていくと必ず課題となるのがセキュリティ対策です。昨今ではサーバー攻撃や情報漏洩などの手口も多種多様になっているため、さまざまな角度から最新のセキュリティ対策を実施する必要があります。
しかし、情シス部門の知識が不足している企業では対策方法すらわからないというケースも珍しくありません。情シスアウトソーシングサービスでは外部脅威から守るための環境構築をはじめ、ウイルス対策ソフトの選定・導入、パスワード管理まで幅広く対応してくれ、つねに最新のセキュリティシステムを提供してくれます。
カスタマーサービス・ヘルプデスク
社内のヘルプデスクも、情シスアウトソーシングサービスに依頼できる業務のひとつです。問い合わせに対応したり、問題を解決するためのサポートをしたりする時間が長引くほど、情シスの担当者は本来の業務に割ける時間が少なくなってしまいます。
なかにはITベンダーへの窓口となってくれるような情シスアウトソーシングサービスもあるため、このようなサービスを活用すると負担の大きくなりがちな連絡の手間を大幅に軽減できます。また、さまざまな問題をリモートで解決してくれるサービスも多く、よりスピーディに対応できるため安心感があります。
コンサルティング
業務効率化のためにどのようなシステムが必要であるか、運用方法をどうするか、そのスケジュールは…と社内のシステムを大きく変える場合には考えなければならないことが数多くあります。しかし、そのようなノウハウを持っている社員がいなければ、思ったようにシステムの導入や運用を進めていくことはできません。
情シスアウトソーシングサービスでは、企業ごとに最適なシステムを見極めたり、どのように運用していくか、研修のスケジュールはどうするかといった細かな部分まで提案する、コンサルティングのサービスを提供していることもあります。スムーズな業務効率化を目指すのなら、このようなサービスを利用できる情シスアウトソーシングサービスに依頼するのがおすすめです。
情シスアウトソーシングサービスに依頼できることを知っておこう
企業のニーズに合わせて、幅広い業務を担ってくれる
情シスアウトソーシングサービスのメリット・デメリット
情シスアウトソーシングサービスを利用することには、さまざまなメリットがあります。その一方で事前に知っておきたいデメリットもあるため、ここではメリットとデメリットの両方をご紹介します。
情シスアウトソーシングサービスのメリット
まずは情シスアウトソーシングサービスを利用するメリットを見ていきましょう。
業務効率化
情シスアウトソーシングサービスの大きなメリットのひとつが、スムーズに業務効率化を図れることです。すでにご紹介しているように情シスの業務は多岐にわたり、IT化が進むにつれて担当者の負担は増していきます。対応する業務が増えるほど労働時間が長時間化したり、業務が滞ってしまったりすることも少なくありません。
さらに十分な専門知識を持たいない社員が情シス部門に配属されていると、業務を効率化することは難しくなってしまうでしょう。だからこそ、アウトソーシングサービスの利用で情シス業務を軽減でき社内業務を効率化できます。情シスの業務に余裕が生まれると、スムーズな運用体制を構築することができるでしょう。
DX化推進
情シス担当者は、日々のIT運用に追われるあまり、本来注力すべき開発業務や新しいツールの導入に十分な時間を割けない状況になることも珍しくありません。
情シスアウトソーシングサービスに日常のIT運用を任せることで、情シス担当者がDX推進に集中できる時間を生み出すこともできます。これにより、早急なDX化を行うことも可能になるでしょう。
コスト削減
情シスアウトソーシングサービスの利用はコスト削減にもつながります。情シス担当者には高い知識や豊富な経験などが求められますが、そのような人材を確保するためには多くの時間や費用がかかり、また人材確保ができても早期に退職してしまうリスクもあります。
その点情シスアウトソーシングサービスを利用すれば、多くのコストを掛けなくても効率的に情シス人材を確保できるのです。
属人化の解消
情シス部門にさまざまな業務や管理を任せすぎるあまり、担当者が休むと社内の業務がうまく回らなくなってしまうこともあります。さらに、突然の休職や退職などの場合に情シス担当者からの引き継ぎが十分にできず、その後の社内業務に大きな支障をきたすこともあるでしょう。
アウトソーシングサービスを利用すれれば、このような業務の属人化を防ぐことができ、不測の事態にも備えられます。
情シスアウトソーシングサービスのデメリット
情シスアウトソーシングサービスを利用するうえで知っておきたい、デメリットについても見ていきましょう。
ノウハウが蓄積しにくい
情シスアウトソーシングサービスを利用すると、社内に情シスのノウハウが蓄積しにくいとうデメリットがあります。
これはすべてをアウトソーシングに頼ってしまうことで、社内での採用や教育が行われないことによって起こり得ることです。いずれ社内だけでも情シス業務をスムーズに行っていきたいと考えているのであれば、アウトソーシングに依頼しつつも社内の体制を整えていく必要があるでしょう。
情報漏洩のリスク
情シス業務は他部署よりも機密情報を扱う部分が多く、それが外部に漏れてしまうと重大な損失につながってしまいます。だからこそ、アウトソーシングサービスを依頼する場合は信頼性や実績などを確認し、委託先を見極めることが大切です。
費用対効果を見極める難しさ
情シスアウトソーシングサービスを利用する場合、当然ですが一定の費用がかかります。業者によってさまざまなサービスが提供されているため、費用と内容のバランスを見極めることが難しいというデメリットがあります。
とくに専門知識がない企業は判断しにくい部分でもあるため、いくつかのサービスを比較して費用対効果の高いサービスを選びましょう。
情シスアウトソーシングサービスのメリットとデメリットを知ろう
情シスの知識が不足している企業こそサービスを利用するのがおすすめ
情シスアウトソーシングサービスの選び方
情シスアウトソーシングサービスの需要が高まっていることから、提供されているサービスの数も増えており、どれを選べばいいかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな方のために情シスアウトソーシングサービスを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。
対応可能な業務範囲
基本的な業務のほかに、さらに範囲を広げて対応していたり、ある分野に強みを持っていたりと、情シスアウトソーシングサービスはそれぞれ異なる特徴を持っています。たとえばシステムの導入から保守まで一括で対応しているサービスもあれば、特定の業務に特化したサービスもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
また、導入や提案をしてくれる機器やメーカーについても事前に確認しておく必要があるでしょう。たとえばノーベンダーの立場でサポートを提供しているサービスであれば、特定のメーカーやサービスに偏ることなく、依頼者の事業規模やビジョン、解決したい課題などを踏まえたうえで必要な機器やツール、サービスを提案してくれるはずです。
まずは情シスアウトソーシングサービスにどこまで依頼したいのか、解決したい課題はなにかなどを明確にし、必要なサービスを提供してくれる情シスアウトソーシングサービスを選びましょう。
サポート形式
リモートでの対応であるか、現地での対応が可能であるかなど、サポートの形式も情シスアウトソーシングサービスによって異なります。おすすめなのは、リモートだけでなく半常駐や常駐といった、多様なサポート形式を柔軟に提供してくれるサービスです。
豊富な形式を提供しているサービスであれば、はじめは常駐してもらい情シスの体制を整え、ある程度体制が整いノウハウも蓄積してきたらリモートに切り替えるなども可能です。どれが自社に合っているのかわからないという場合も、幅広い対応が提案できるサービスなら不安を感じることもないでしょう。
また、急な対応が可能であるかも重要なポイントです。たとえば担当者が急に退職することになった場合、短期間で引き継ぎを完了してくれるなどのサービスであれば安心です。
セキュリティに関する取り組み
情シス業務をアウトソーシングに依頼するということは、企業の重要な情報を預けるということでもあります。そのため、セキュリティに関する取り組みを徹底的に行なっている情シスアウトソーシングサービスを選び、情報漏洩のリスクを抑えることが大切です。
情報セキュリティに関しては国際規格である「ISO27001」や、情報資産を保護する「ISMS」を取得しているかどうかがひとつの基準になるでしょう。信頼性の高さを証明するものでもあるため、安心して依頼するためにも、各サービスの公式サイトなどをチェックして確認しておきましょう。
導入実績
これまでの導入実績も、情シスアウトソーシングサービス選びでチェックしておきたいポイントのひとつです。どのような業種や規模の情シス業務を担当していたのか、実際に導入した企業の評価はどうかなどを知っておくと、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。
対応している企業規模も情シスアウトソーシングサービスによって異なるので、自社に合った対応を行ってくれるかどうかも確認するのがおすすめです。導入実績は各サービスの公式サイトに掲載されていることが多いので、そちらを参考にしてみてください。
対応できる業務範囲やサポート形式は重要なポイント
セキュリティ対策を徹底しているサービスが安心
情シスアウトソーシングサービスの費用相場
情シスアウトソーシングサービスの費用は、依頼する業務範囲やサポート形式などによって大きく変わります。たとえ規模が小さい企業であっても、使用しているシステムの難易度が高い場合は費用が高くなるケースもあります。
一般的に、日々の定型業務を依頼する場合は比較的リーズナブルに利用できますが、開発や運用などが必要な場合は高額になるでしょう。費用の目安は下記のようになっています。
- 社内ヘルプデスク:5万円~100万円/月
- テクニカルサポート:10万円~150万円/月
- システム開発:内容ごとに異なる
このように情シスアウトソーシングサービスは費用にかなりの幅があるので、まずは自社に必要なサポートを見極めて複数のサービスに見積もりを依頼するのがおすすめです。
情シスアウトソーシングサービスの費用相場は幅広い
まずは複数社に相談して価格や内容を比較してみよう
情シスアウトソーシングサービス導入までの流れ
初めて情シスアウトソーシングサービスを利用する方のために、ここではサービスを導入するまでの一般的な流れをご紹介します。
ヒアリング・提案
まずは各企業のニーズを正しく把握するために、ヒアリングが行われます。ここでは利用しているシステムの構成や運用のプロセス、現場のニーズや現在のIT部門の体制などを確認し、サービスを導入することで解決したい課題を明確にしていきます。
その内容に基づいて、導入するべきサービスやおすすめのプランなどが提案されます。具体的な見積もりも出してもらえるので、内容を確認して自社のニーズを満たしているかを判断しましょう。
契約・導入準備
内容に問題がなければ契約となり、導入前の準備が進められていきます。作業の優先度や重要性なども確認しながら進めていき、既存のシステム環境から新たな体制に移行するまでの具体的な計画を行います。
移行期間中にシステムの停止がある場合などは、スタッフへの周知やテストなどを実施し、トラブルが発生しないよう厳重に準備をします。
導入・運用開始
すべての準備が整い、テスト運用でも問題がなければ、いよいよ本格運用がスタートします。ただし導入したらそれで終わりというわけではありません。初期段階で不具合がないか、さらなる改善が必要な部分はないかなどを確認し、必要であればサポートを受けましょう。
情シスアウトソーシングサービスに依頼した場合の流れをチェック
途中で不安なことがある場合は、その場で解決しておくことが大切
アウトソーシングを活用して情シス業務の課題を解決しよう
情シス部門の業務を改善したい、知識や技術のある社員がおらずIT対応が進んでいないといった課題を抱えている企業は、ぜひアウトソーシングサービスを活用して課題を解決しましょう。
数多くのサービスが提供されていますが、自社のニーズに合ったサービスを提供してくれ、信頼性の高いサービスを選ぶのがおすすめです。気になる情シスアウトソーシングサービスがあれば、まずは問い合わせをしてみてください。
【PR】中小企業に特化!ノーベンダーの中立的な立場で最適なITサポートを提供

昨今、中小企業の多くがIT人材を確保できず、専門知識がないまま情シス部門の業務を行っているケースも少なくありません。人材不足が深刻化することで問題になるのが担当者の負担増大と属人化のリスクです。
また、知識がないままIT活用を進めることでサイバー攻撃や情報漏洩といったセキュリティリスクも高まります。とくに、専任の担当者がいない企業ではセキュリティ意識や知識不足が顕著であり、いずれ大きな損失やトラブルを招いてしまう可能性もあるでしょう。
おすすめの情シスアウトソーシングサービス比較表
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
会社名 | ティースリーITサポート | クラウドSE | ジョーシス | 情シス君 | ITコンシェルジュ |
公式サイト | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
詳細リンク | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
特徴 | サポート体制が柔軟 | 最短1か月から契約できる | 14日間の無料トライアルあり | 作業項目を100以上に分解した柔軟な料金体系 | 1999年創業、ITの黎明期から一貫して企業のITをサポート |
サポート形式 | リモート、半常駐、常駐 | リモート、半常駐、常駐 | 記載なし | リモート、半常駐、常駐 | リモート |
サポート一覧 | 【ITサポート】 IT資産管理、ヘルプデスク、メーカーへの問い合わせ、キッティング 【OA機器】 機器の策定・購入、ソフトの購入、ライセンス期限更新 【DX推進】 IT化・働き方改革の推進、テレワーク化、ワークフロー改善、システム化の要件定義 など | ITツールの設定/ 管理 アカウント管理/ 運用 IT資産管理 業務マニュアルの作成 FAQの作成 各種ツールの設定/ 修正 ITツールの導入支援 PC遠隔操作 ヘルプデスク コンサルティング など | 【アウトソーシングプラン】 デバイス管理代行 デバイスのキッティング・初期化・保管 アカウント管理代行 アカウント発行/削除代行 など | セキュリティ対策 IT資産管理 キッティング ヘルプデスク系 ドキュメント整備 インシデント対応 スポット情シス業務 業務改善 システム開発 Web保守/運用 など | IT運用アドバイス ヘルプデスク 定期訪問 出張サポート サーバ保守 ネットワーク保守 ITリソース管理 キッティングサポート データ復旧対応 ウェブサイト保守 メールサーバ保守 ITリテラシー教育 など |
対応ライセンス | Microsoft365 Google Workspace hp DELL カスペルスキー eset YAMAHA JOBCAN MFクラウド Adobe freee 弥生 jinjer SmartHR kintone EPSON RICOH Chatwork BUFFALO MoneyForward Apple ASUS Lenovo FUJITSU TeamViewer | 記載なし | Google Workspace Chatwork AWS マネーフォワードクラウド 給与 クラウドサイン Dropbox Wordpress Google Analytics など | 記載なし | 記載なし |
【その他】情シスアウトソーシングサービス一覧
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シーティーエス株式会社
引用元:https://www.e-cts.jp/
シーティーエスは、東京都千代田区に本社を置く企業です。コンピュータシステムの保守・導入・設置や配線工事、消耗品の販売、社内ネットワークの構築や運用・管理の代行といった業務を行っています。今回は、そんなシーティーエスの3つの特徴を紹介するので、同社について知りたい人はぜひ参考にしてください。
会社名 シーティーエス株式会社 住所 東京都千代田区神田北乗物町18 神田東栄ビル3F 電話番号 03-6823-4075
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