キッティングとは?作業手順やセットアップとの違いを解説

公開日:2025/03/03
キッティング

キッティングは、情報システム部門の仕事として知られています。セットアップと似ていますが、2つの違いを正確に把握している人は少ないかと思います。そこで本記事では、キッティングとは何かについて詳しく紹介していきます。作業手順やセットアップとの違いについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

キッティングとは?セットアップとの違いも解説

キッティングとセットアップを同じ意味の単語だと考えている方は多いですが、キッティングセットアップでは、対象となる作業範囲が異なります。ここでは、キッティングとセットアップそれぞれの違いを紹介していきます。

キッティングとは

キッティングとは、デバイスを購入して社内に届いた状態から業務に使用できる状態まで準備する作業のことです。セットアップも準備を行うという点では同じですが、セットアップと違い開封からラベルの貼り付けまでと、対象となる作業範囲が広いことが特徴です。

セットアップとは

セットアップは、デバイスを初期状態からアプリやソフトをインストールして、使用できる状態まで準備する作業のことです。

キッティングでは端末の開封からラベルの貼り付けまでが作業対象範囲でしたが、セットアップでは主にアプリやソフトのインストールを行うことのみが作業範囲となっています。キッティングに比べて、作業範囲が狭いことが特徴です。

キッティングの作業手順

次に、キッティングの詳しい作業手順を紹介します。デバイスの種類によっては、一部手順を行う必要がなくなるケースもあります。

開封

まずはデバイスを開封し、中からデバイス本体や付属品を取り出す必要があります。開封時にはしっかりと付属品が揃っているかを確認し、不備があった場合には生産元へ問い合わせを行いましょう。

不具合の確認

開封しデバイスを取り出せたら、ケーブルを繋ぎ正しく電源が付くのかや、デバイスが破損していないかなどの不具合確認を行います。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレット端末でも不具合の確認は必要です。

初期設定

不具合がないことが確認できたら、デバイスを起動してOSのインストールを行い初期設定を済ませます。この際、デバイスのバージョンが古くなっていた場合には、最新バージョンへのアップデートを行いましょう。初期設定は工程が少なくても長い待ち時間がかかるケースが多く、時間のかかる工程です。

社内ネットワークへの接続

初期設定が済んだら、社内ネットワークへの接続作業を行います。この工程は、デバイスによっては前後する場合があります。最近では、初期設定時にインターネット接続が求められるケースも珍しくありません。

各種アプリのインストール

無事にネットワークに接続できるようになったら、業務で使用する各種アプリをまとめてインストールします。インストールにかかる時間は、ダウンロードするアプリの数によって大きく左右されます。

パスワードの設定

必要に応じてパスワードの設定を行いましょう。パスワードはあらかじめ初期パスワードを設定しておいて、実際にデバイスを使用する人の手元に届いたら使用者が自分で変更するケースが一般的です。

最適化

パスワードの設定が完了したら、不要なアプリやソフトウェア、ファイルなどを削除します。端末から不要なデータを取り除くことでデバイスの動作が軽くなり、保存容量も増やすことが可能です。

ラベルの貼り付け

最後に、新たに購入したデバイスをIT資産として管理するために必要なラベルの貼り付けを行います。ラベルの作成と同時に、IT資産管理ツールへのデータ登録作業も済ませましょう

キッティングを効率化する方法とは

最後に、キッティングを効率化する方法を紹介します。キッティングは1つ1つ手作業で行うこともできますが、作業を行うデバイス数が多い手作業では膨大な時間がかかるので、注意が必要です。

クローニングする

クローニングとは、マスターPCに対して行った設定の変更を、ほかのPCにまとめてコピーしてキッティング作業を効率化する方法です。

手作業では時間がかかりすぎるほどキッティングしなければならないデバイス数がある際に有効な方法で、マスターPC1台分の作業でまとめて何台ものPCのキッティングを終わらせられます。

クローニングはとても便利ですが、専門知識が無ければ簡単ではないというデメリットがあります。

情シスアウトソーシングサービスを利用する

キッティングを最も効率化できる方法は、情シスアウトソーシングサービスを利用することです。情シスアウトソーシングサービスとは、名前の通り情報システム部門が担うあらゆる業務を委託できるサービスで、時間がかかる面倒なキッティング作業も委託することができます。

あまりにもデバイス数が多すぎて社内では対応しきれない場合や、業務での使用に間に合わない場合は、情シスアウトソーシングサービスの利用を検討してみましょう。

まとめ

本記事では、キッティングとは何かについて詳しく紹介しました。キッティングとセットアップは似ていますが、キッティングの方がセットアップよりも作業範囲が広く、デバイスの開封からラベルの貼り付けまでの作業のことを指します。キッティングはデバイスが1つであれば時間がかかりませんが、デバイス数が多くなるとかかる時間も大きく伸びていくため、効率的に終わらせたい場合は情シスアウトソーシングサービスの利用がおすすめです。情シスアウトソーシングサービスとは、情報システム部門が担うあらゆる業務を委託できるサービスで、時間がかかる面倒なキッティング作業も委託できます。キッティングの作業量を負担に感じたら、ぜひ情シスアウトソーシングサービスの利用を検討してください。

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